ニューイヤー駅伝ここに注目 箱根を沸かせた大卒2年目の現在地

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東京五輪男子1万メートル決勝、力走する相沢晃(中央)。左から2人目は伊藤達彦=国立競技場で2021年7月30日、久保玲撮影
東京五輪男子1万メートル決勝、力走する相沢晃(中央)。左から2人目は伊藤達彦=国立競技場で2021年7月30日、久保玲撮影

 2022年元日の「ニューイヤー駅伝inぐんま 第66回全日本実業団対抗駅伝競走大会」では大卒2年目、1997年度生まれの世代に注目したい。箱根駅伝を沸かせた選手たちは実業団陸上の世界に勝負の場を移し、成長を続けている。飛躍のキーワードは、それぞれが持つ負けん気だ。

五輪で痛感した世界の壁

 東京オリンピック1万メートル代表の相沢晃(旭化成)、伊藤達彦(Honda)に、マラソンで存在感を高める吉田祐也(GMOインターネットグループ)と土方英和(Honda)――。そうそうたる顔ぶれの中で世代をけん引するのは、東洋大出身の相沢と東京国際大出身の伊藤だ。当時4年だった20年1月の箱根駅伝では、エース区間の2区でデッドヒートを演じて相沢が区間1位、伊藤が区間2位に入った。

 社会人2年目で五輪シーズンを迎えた相沢と伊藤。大学時代の実績にたがわぬ成長を見せ、そろって1万メートル代表の座をつかんだ。ただ、五輪本番では相沢が17位、伊藤も22位と世界の壁を痛感した。伊藤は「日本でトップになったとしても満足してはいけないと思った」。相沢も「今は自分自身に勝つことだけを考えたい」と、さらなる高みを見据える。

 今回のニューイヤー駅伝の号砲は、24年パリ五輪に向けた代表争いのスタートをも意味する。特に相沢には期するものがある。ルーキーだった前回は、レース直前に右膝を痛めて欠場。旭化成の大会連覇も「4」でストップした。「本番までのレース量を落としておけば」と悔やみながらも、「スピード区間を担当することになると思うので、今回こそはチームに貢献したい」と力を込める。

マラソンで頭角、土方と吉田の思い

 そんな相沢、伊藤への対抗心を隠さないのが、ともにマラソンで頭角を現した土方と吉田だ。国学院大出身の土方は「相沢と(伊藤)達彦が…

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