世界文化遺産 「大きな喜び、前進だ」 佐渡島の金山、国内候補に選定 /新潟

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答申を喜ぶ「佐渡を世界遺産にする会」のメンバーたち=新潟県佐渡市で2021年12月28日、露木陽介撮影
答申を喜ぶ「佐渡を世界遺産にする会」のメンバーたち=新潟県佐渡市で2021年12月28日、露木陽介撮影

 ユネスコの世界文化遺産登録を目指してきた「佐渡島(さど)の金山」が28日、国の文化審議会の答申で新たな国内推薦候補に選定された。落選を重ねた末、「5度目の正直」で悲願を達成。県内からは喜びと安堵の声が上がった。

 市民団体「佐渡を世界遺産にする会」の佐渡市内の事務所には、答申を受けてメンバー4人が集まった。「安心した」「まだまだ、これから」――。そう声を掛け合い、「祝 世界遺産国内推薦候補」と書いた横断幕を広げ喜んだ。中野洸会長(80)は電話取材に「本当に長かった。活動を始めた頃は周囲がまったく相手にしてくれなかったが、やっとここまで来たかという気持ちだ」と語った。

 地元有志は1990年代半ばから登録を目指してきた。佐渡出身の元筑波大教授、田中圭一氏(故人)とも連携して金銀山の調査研究を進め、2007年には同会を発足し機運の醸成に努めた。中野会長は田中氏の葬儀で「世界遺産に登録されたら必ず墓前に報告する」と弔辞を述べたと振り返り、「登録まで活動を続けていく覚悟だ」と話した。

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