異色のバンドマン外相、即興演奏も 林芳正氏は日本外交を変えるか

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各国外相を前にピアノでジョン・レノンの「イマジン」を演奏した林芳正外相(左から2人目)。右端は韓国の鄭義溶外相=英リバプールで2021年12月11日、ロイター
各国外相を前にピアノでジョン・レノンの「イマジン」を演奏した林芳正外相(左から2人目)。右端は韓国の鄭義溶外相=英リバプールで2021年12月11日、ロイター

 英中部リバプールで12月中旬に開催された主要7カ国(G7)外相会合で話題になった林芳正外相の「ピアノ外交」は、「即興」演奏だったことで注目度を高めた。ジョン・レノンの代表曲「イマジン」の演奏に、招待国として出席した韓国の鄭義溶(チョン・ウィヨン)外相も満面の笑みで拍手を送り、悪化が続く日韓関係を解きほぐす一助となった。日本外交はパフォーマンスが苦手で、欧米に比べて地味な印象がある。バンドマンの横顔を持つ異色の新任外相は、そのイメージを変えることができるのか。

 「『どなたかピアノに座らないか。弾いてもいいですよ』と博物館の方から言っていただいたので、私、大変にビートルズはファンですので勇気を出して一節を弾かせていただいた」

 帰国後にあった記者会見で、林氏は演奏の経緯をこう説明した。夕食会の会場だったビートルズ・ストーリー博物館を各国外相とともに案内され、レノンが愛用した白いピアノのレプリカが展示されているコーナーで演奏することになったという。世界平和を歌ったイマジンは「非常に好きな曲」でレパートリーの一つだったという。ちなみに、弾き語りだったかについて、林氏は「国家機密」だとおどけてみせた。

 「離れた場所にいたら急にピアノが聞こえてきて、行ってみたら大臣の演奏だった。あれは効いたね。その場に合った選曲で場を和ませることができた」。同行した外務省幹部は、11月の外相就任後、初の国際会議で意外な存在感を示した林氏への驚きを隠さなかった。

 林氏は、自民党の国会議員で組むバンド「Gi!nz」(ギインズ)で活動するバンドマンでもある…

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