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紀州の聖地巡礼 有吉佐和子「紀ノ川」 九度山町・慈尊院 移ろい見守る「青磁」の流れ(その2止) /和歌山

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2代目の伏虎像。「紀ノ川」に登場するのは初代=和歌山市の和歌山城で2021年12月5日午前11時4分、藤原弘撮影
2代目の伏虎像。「紀ノ川」に登場するのは初代=和歌山市の和歌山城で2021年12月5日午前11時4分、藤原弘撮影

現代人に読んでほしい作家 刺田比古神社禰宜、研究家 岡本和宜さん

 有吉佐和子は1931(昭和6)年、母の実家がある和歌山市で誕生した。その後、銀行員だった父の転勤に伴い、東京や現在のインドネシアに移り住んだ。8歳の時に、出産を控えた母とともに和歌山市に一時戻って市立木本小に通ったが、1年足らずで元の海外へ戻っている。

 この時のことを、刺田比古神社(和歌山市片岡町2)の禰宜(ねぎ)で、有吉佐和子研究家の岡本和宜さん(46)は「海外の日本人学校では『日本は春夏秋冬があり美しい川がある』と教えられるが、そこでは季節が感じられず、川は茶色く、日本に憧れても想像するしかなかった。帰国時に物心がついて初めて見た紀の川が美しく、和歌山が日本の原風景になった」と解説する。

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