「昭和1桁世代の弔い合戦」 山折哲雄さんが憂う二元論の広がり

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毎日1時間の散歩を日課にしていると語る宗教学者の山折哲雄さん=京都市下京区で2021年11月25日、菱田諭士撮影
毎日1時間の散歩を日課にしていると語る宗教学者の山折哲雄さん=京都市下京区で2021年11月25日、菱田諭士撮影

 宗教学者、山折哲雄さん(90)は一昨年、肺炎で入院した際、「延命治療も手術も一切お断り」と医師に告げたという。すんでのところで生を得た今、これからの人生を「昭和1桁世代の弔い合戦」と位置づけ、言葉の陰影と複眼的な物の見方をこの国に取り戻そうと語る。卒寿の碩学(せきがく)にその真意を聞いた。【聞き手・小国綾子】

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