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アフガニスタンでイスラム主義組織タリバンが20年ぶりに復権してから約4カ月後の2021年11月末~12月初旬、私は首都カブールに入り、政変に翻弄(ほんろう)される人々に話を聞き「タリバンの支配下で」として記事にまとめた。そこに盛り込めなかった取材時の生々しいやり取りなどを紹介する今回の「特別編」後編では、漏れ聞こえてきたタリバンの最高指導者アクンザダ師の言葉や、そこから浮かび上がるタリバンとの向き合い方の難しさなどをお伝えする。
外国メディアへの取材規制はほぼなし
タリバンは旧政権時代(1996~01年)、強権的な統治手法が知れ渡り、批判を浴びて国際社会で孤立して困窮した「苦い経験」がある。当時アフガンで取材した経験のあるパキスタン人記者によると「通訳」として事実上の監視役が付くこともあったという。
ところが今回の約1週間のカブール取材で、タ…
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