夏の参院選に直結 政権初のまん延防止適用 試される「岸田流」
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岸田文雄首相は7日、新型コロナウイルス対策のまん延防止等重点措置を広島、山口、沖縄3県に適用すると決めた。政権発足後、初めての感染拡大の局面となり、先手で厳しい措置を講じる「岸田流」の感染対策が試される。変異株「オミクロン株」には従来の対策が通用しない恐れもあり、難しいかじ取りを迫られる。
「医療体制の準備や予防、早期治療の流れに先手先手で取り組んできた。各大臣は高い警戒感を持って対応にあたってほしい」。首相は7日、政府対策本部会合でまん延防止措置の適用を決めると、出席閣僚にこう指示した。6日夜には記者団に「慎重の上にも慎重を期す。最悪の事態を想定するのが政権の基本的な考え方だ」と強調している。
首相は昨年10月の政権発足以来、コロナ対応にあたり「先手」を心がけてきた。オミクロン株が海外で拡大した11月29日には、外国人の入国禁止を発表。首相は「主要7カ国(G7)で最も厳しい水際措置だ」と誇り、「慎重すぎるとの批判は、私が全て負う」と強調した。
3県での感染拡大は、水際対策が突破されたことを意味する。だが、首相周辺は…
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