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難民シェルター ひとときでも安息を

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センター近くのデイサービス施設で、お年寄りの肩にそっと手を添えるミミさん。「帰り際、『また会おうね』『次はいつ居るの』と声を掛けてくれる。自分を必要としてくれている人がいる、と感じることが何よりうれしい」=神奈川県鎌倉市で2021年11月19日、宮武祐希撮影
センター近くのデイサービス施設で、お年寄りの肩にそっと手を添えるミミさん。「帰り際、『また会おうね』『次はいつ居るの』と声を掛けてくれる。自分を必要としてくれている人がいる、と感じることが何よりうれしい」=神奈川県鎌倉市で2021年11月19日、宮武祐希撮影

 JR鎌倉駅からバスで15分ほど。バスを降りて高台の急な坂道を上っていくと難民申請中の人たちのシェルター施設「アルペなんみんセンター」(神奈川県鎌倉市)がある。センター事務局長・有川憲治さん(59)の「難民申請中の人たちに、落ち着いて暮らせる場所が必要」との考えにイエズス会が共感し、2万7739平方メートルの敷地と最大30人が寝泊まりできる建物をセンターが無償で借り受け、2020年4月に運営を始めた。現在はミャンマーやスリランカなどから来た10人が共同生活を送る。

 ミャンマーから来日して十数年、40代のミミさん(仮名)は、3回目の難民申請中。日本での生活が長く日本語も流ちょうだ。笑顔で冗談を飛ばす姿が印象的だが、申請が通らず入国管理局(現出入国在留管理庁)の収容施設で体調を崩して病院に運ばれた経験もある。「人と接することが好き」と介護職員初任者研修の合格を目指し、近くのデイサービス施設でボランティアとして高齢者とカードゲームをしたり話し相手になったりしてい…

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