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皇位継承

安定的な皇位継承を巡る議論が平行線をたどっています。天皇陛下より若い資格者は、秋篠宮さまと長男悠仁さまだけです。

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天皇のいない国になると=伊藤智永

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新年を迎えるのにあわせ、写真撮影に臨まれる天皇、皇后両陛下と長女愛子さま=皇居・御所で2021年12月21日(宮内庁提供)
新年を迎えるのにあわせ、写真撮影に臨まれる天皇、皇后両陛下と長女愛子さま=皇居・御所で2021年12月21日(宮内庁提供)

 年末年始の雑誌がこぞって「愛子天皇」待望キャンペーンを張っている。困った。このコラムは始まって以来何度も女性・女系天皇を認めるべきだと書いてきたが、今の「愛子天皇」待望論には同調できない。小室眞子さんの結婚を巡る秋篠宮家批判のはけ口に持ち出されているのが明らかだからだ。この人は嫌だからあの人がいい、ではタレントの人気投票と変わらない。天皇は「なる」ものである。誰彼を天皇に「する」「したい」という傲慢な願望が、どれほど危険な政治思想であるかは、歴史をひもとけば分かる。

 女性・女系天皇を認める国策は16年前、既に決まっている。当時の小泉純一郎首相が諮問した「皇室典範に関する有識者会議」が約1年、17回の議論で結論付けた。2006年1月の国会冒頭、小泉氏は施政方針演説で「象徴天皇制度は国民の間に定着しており、皇位が将来にわたり安定的に継承されるよう有識者会議の報告に沿って皇室典範改正案を提出する」と公約。法案は準備されていた。世論は当時も今も賛成8割。これを国論が…

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【皇位継承】

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