那須サファリパーク、なぜ「3度目」起きたのか 繰り返したミス

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那須サファリパークに家宅捜索に入る栃木県警の捜査員=栃木県那須町の同園で2022年1月7日午前9時29分、鴨田玲奈撮影
那須サファリパークに家宅捜索に入る栃木県警の捜査員=栃木県那須町の同園で2022年1月7日午前9時29分、鴨田玲奈撮影

 栃木県那須町の「那須サファリパーク」で5日、開園準備をしていた飼育員3人がトラに頭や腕をかまれ重傷を負った。飼育員は本来トラがいるはずのない通路付近で鉢合わせしたとみられ、県警捜査1課などが業務上過失傷害容疑で同園を家宅捜索し、安全管理体制に問題がなかったか調べている。同園で飼育員が猛獣に襲われたのは3回目。なぜ繰り返されたのか。

午前8時すぎ、いないはずの通路で

 県警と同園などによると、事故は5日午前8時20分ごろに発生。開園前の点検のため、屋外の展示スペースに向かおうとしていた女性飼育員(26)が襲われ、駆けつけた女性飼育員(22)と男性飼育員(24)も相次いでかみつかれた。3人は命に別条はないが頭の骨を折るなどの重傷を負い、現在も入院している。襲ったのはベンガルトラの雄「ボルタ」。体長は約2メートルで体重150~160キロ。寅(とら)年に合わせ同園は、記念撮影ができるトラの特大パネルを設置するなどしていたが、事故を受け休園となった。

 最初に襲われた女性飼育員は、空の獣舎からトラ用通路に入ろうとした直後に遭遇したとみられる。同園のマニュアルではトラは夜間、扉の閉まった獣舎で過ごすことになっており、通路にはいないはず…

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