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鳥取県の酒造7社が、世界2位の人口14億人近くを有するインドで日本の清酒がほとんど流通していない点に狙いを定め、未開拓の巨大市場で商機をつかもうとチームを組んだ。2022年夏の本格進出を目標に、商談会やPR活動を重ねる。
活動が始まったのは、鳥取市でインターネット接続会社を経営する井上法雄さん(59)が、知人のインド人からの相談を機に、県酒造組合会長の東田雅彦さん(62)へ提案したのがきっかけ。21年春に「チーム鳥取・インド輸出蔵元会」が発足した。井上さんが会長を、東田さんが事務局を務める。
清酒の国内消費量は減少傾向が続く。そこに、新型コロナウイルスの感染が拡大。チームに参加した各社は、外食自粛の機運が高まり打撃を受けた飲食店の発注減にあえぐ。東田さんが取締役を務める諏訪酒造(同県智頭町)も、21年6月末までの1年間の売り上げは、新型コロナ禍前の19年6月末までの同時期と比べて約2割減という。
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