認知症患者、世界で50年までに3倍 日本は予防効果で伸び最低
毎日新聞
2022/1/10 17:01(最終更新 1/10 17:01)
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各国が認知症を減らす対策を取らないと、世界の患者数が2019年の5700万人から50年までに1億5300万人と約3倍に増えるとの推計を、米ワシントン大などのチームがまとめ、6日付の英医学誌ランセットの姉妹誌に発表した。人口の増加や高齢化が主な原因という。
日本は生活習慣の見直しといった予防策の効果が出るため、分析の対象国の中で最も増加率が低いとされている。それでも、412万人から約1・3倍の524万人になるとしている。
研究では195の国と地域にどれぐらい認知症の患者がいるのかを推計し、さらにリスクと考えられている喫煙、肥満、高血糖、低教育歴の計4項目の推移を考慮した。その結果、全ての国で患者が増加するとの予測となった。
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