希望新聞

東日本大震災 五感でたどる、町の記憶 家や店の解体進む福島・富岡 原発事故経た姿「語り継ぐ」

  • ブックマーク
  • メール
  • 印刷

 東日本大震災による東京電力福島第1原発事故のため、一時全町避難を余儀なくされた福島県富岡町で、昨年末、町の歴史をたどるツアーが始まった。家屋や商店が解体されるなど、かつての面影が急速に消えつつある中、今は見えなくなったものも含めた「町の肖像」を肌で感じてほしいと、町出身の秋元菜々美さん(23)らが企画した。道中では、参加者が演劇を見ていると感じるような工夫も凝らしている。

 「この場所の音に、少し耳を傾けてみましょう」。第1原発から9キロの距離にあり、冷たい潮風が吹くJR富岡駅前。海を背にした上り坂にある空き地で、案内役の俳優、小山薫子さん(26)がツアー参加者に呼び掛けた。

この記事は有料記事です。

残り1292文字(全文1583文字)

あわせて読みたい

ニュース特集