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触覚をハックする(操る)――。近年、スマートフォンやパソコンからさまざまな情報を得ることが可能になっているが、その情報は、画像や文字、音声など、実は「視覚」と「聴覚」を用いるものばかりだ。
そんな中、大阪大大学院の伊庭野健造助教らの研究者が集まり、2020年12月、スタートアップ企業「大阪ヒートクール」を立ち上げた。機械が人間に触覚に訴える技術の開発を進めている。
触覚情報は皮膚から伝わる「圧力」と「温度」からできている。圧力に関しては超音波などを使って操作する技術がすでにあったが、温度に関しては再現することが難しかった。そこで目をつけたのが、「ペルチェ素子」という半導体の一種だ。
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