長女の死…苦難経て、家族のイチゴ作り 埼玉・越谷の観光農園

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ハウス内で勢ぞろいした荻島元治さん(後列中)と家族。イチゴを持っているのが3姉妹。左から詩織さん、恵梨さん、友梨さん=埼玉県越谷市小曽川で、2022年1月5日午後1時22分、武田良敬撮影
ハウス内で勢ぞろいした荻島元治さん(後列中)と家族。イチゴを持っているのが3姉妹。左から詩織さん、恵梨さん、友梨さん=埼玉県越谷市小曽川で、2022年1月5日午後1時22分、武田良敬撮影

 元荒川から北風が吹きつける。埼玉県越谷市小曽川の観光農園「ストロベリーガーデン おぎしま」。ビニールハウス内は春らんまんの暖かさだ。栽培棚には赤いイチゴの実が鈴なり。甘い香りも漂う。

 「埼玉産のあまりんや紅ほっぺ、章姫、かおり野など8種類。食べ比べてね。30分食べ放題です」

 案内の優しい声に促され、30人ほどの客は思い思い実をもぎ、パクッ、モグッ。「これおいしい」。勧め合うカップル。赤ちゃん連れや孫と一緒の老夫婦もゆったり歩きながら。練乳で次々ほおばる若者も。みな笑顔で満足そう。正月3日、スタートしたイチゴ狩りの風景だ。

 受付や土産用のイチゴ販売、キッズスペースでの記念撮影から景品のくじ引きまで、3人の姉妹が切り盛りする。「コロナ対策で人数は減らして。ミツバチも驚かせなければ大丈夫。何より安全に」と次女の詩織さん(33)は気を配る。

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