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100年前の軽石、海流調査の基礎に 海底火山噴火で10倍噴出、漂流図に

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日本近海の海流の模式図=海上保安庁のウェブサイトより
日本近海の海流の模式図=海上保安庁のウェブサイトより

 小笠原諸島の海底火山「福徳岡ノ場」の噴火による軽石は、沖縄や奄美(あまみ)群島に被害を及ぼした。2021年8月の噴火は戦後最大級の規模だったが、約100年前に沖縄・西表(いりおもて)島の北北東約20キロの海底火山で起きた噴火では、約10倍の軽石が噴出したという。当時の記録を振り返ると、自然災害がもたらした意外な「恩恵」が見えてきた。

 那覇市から南西へ約440キロ、東京―神戸とほぼ同じくらい離れた西表島。その北北東にある海底火山は、関東大震災翌年の1924(大正13)年10月31日に噴火した。噴出物の量は、福徳岡ノ場の約10倍にあたる10億立方メートルになり、東京ドームのおよそ800個分に相当する。0~8の9段階で噴火の規模を示す「火山爆発指数」は、上から4番目の「5」で「4」だった福徳岡ノ場より大きかった。

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