安倍派、ポスト岸田で本命不在 高市氏は帰れず 「得策」との声も

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷
自民党本部=東京都千代田区で
自民党本部=東京都千代田区で

 自民党の最大派閥・安倍派(清和政策研究会、94人)の「ポスト岸田」レースは本命不在の状況が続いている。人材豊富である半面、どの議員も決め手を欠くのが一因だが、派閥会長の安倍晋三元首相も今のところ特定の議員を引っ張り上げるそぶりを見せていない。そこにはキングメーカーとして影響力を保ちたい思惑が垣間見える。

 「既に総裁候補だ」。安倍氏が2021年12月のテレビ番組でそう評価した議員は安倍派議員ではなく、無派閥の高市早苗政調会長だった。ただ、高市氏の安倍派復帰の可能性を問われると一転歯切れが悪くなり、「清和会以外のたくさんの人も推した。そういう立場でその先を目指していかれるんだろう」と述べるにとどめた。

 21年総裁選で安倍派(当時は細田派)は独自候補の擁立を見送り、高市氏と岸田文雄首相の支援に回った。安倍氏自身は当初から高市氏支持を鮮明にし、現在も2人の関係は良好だ。安倍氏が高市氏と自派の関係を巡って歯切れが悪いのは派内への配慮からだ。

 高市氏は総裁選の1回目の投票で国会議員票が114票と首位の岸田氏の146票に次ぐ支持を集めた。安倍派に入れば「ポスト岸田」の有力候補に躍り出る可能性があるが、…

この記事は有料記事です。

残り764文字(全文1266文字)

あわせて読みたい

ニュース特集