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表現者たちは今

 新型コロナウイルスの影響で、多くのアーティストたちもまた活動の場を奪われた。コロナ禍にあらがい、何かを生み出そうとする東北の表現者たちの今を見つめる。

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東北・コロナ禍を越えて 夢持ちチャレンジを 岩手 イラストレーター・小笠原雄大さん /青森

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「わんこきょうだい」を生み出した小笠原雄大さん。そばっちとアマビエがコラボレートしたデザインを無料公開した=盛岡市で2021年12月2日、山田豊撮影
「わんこきょうだい」を生み出した小笠原雄大さん。そばっちとアマビエがコラボレートしたデザインを無料公開した=盛岡市で2021年12月2日、山田豊撮影

 岩手県のPRキャラクターとして親しまれる「わんこきょうだい」を生み出したイラストレーターの小笠原雄大さん(52)は、新型コロナウイルス禍で萎縮する子供たちを楽しませようと、マスクを着けた「そばっち」と疫病封じの妖怪「アマビエ」がコラボレートした作品を無料で公開している。

 人と距離を取るといったネガティブなことを少しでも楽しい雰囲気で伝えたいという思いからだ。「イラストには人の心を癒やす力がある」と信じている。

 この2年間、11年前の東日本大震災の頃と同じような怖さを感じながら過ごしてきた。あの日、小笠原さんは盛岡市内で仕事中で沿岸からは遠く離れていたが「死が隣にある」という恐怖に身がすくんだ。そして震災後は「夢を持ちながら亡くなった人が大勢いる」と悔しくなった。

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