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1984年5月に開館し、全国の多種多様な伝統こけしと木地玩具計5500点が陳列されている。
最古のこけしは、奈良時代(8世紀)に経文を納める入れ物として作られたものだとされる。9世紀には今の滋賀県でろくろ引きの技術を習得した木地師が全国に散らばっていった。そして、山村の温泉街で、おわんやお盆などを作る一方、男の子にはコマ、女の子には「きぼこ(こけし)」を作ったという。
中でも「宮城伝統こけし」は伝統的工芸品として国の指定を受けている。東北6県には計12系統あり、頭の大きさや飾り、髪形、胴体の模様などが系統によって異なる。こけし館がある地元の系統は遠刈田系といわれ、頭が比較的大きく、頭に赤い放射線状の飾りがあるのと、黒いおかっぱ頭の2タイプがある。胴模様は菊の花で、華麗な印象が特徴だ。
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