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富士屋ホテル/上 ヘレン・ケラーも宿泊 明治11年、初の西洋式 /東京

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富士屋ホテル 神奈川県箱根町宮ノ下359

 箱根・宮ノ下は新春恒例の箱根駅伝の5区、山登りのコースで知られるが、江戸時代から「箱根七湯」と呼ばれた温泉地でもある。1878(明治11)年、この地に日本初の西洋式ホテルとして開業した。

 創業者の山口仙之助(1851~1915年)は志を抱いて渡米し3年後に帰国。慶応義塾に入学後、福沢諭吉に国際観光の重要性を説かれ、ホテル開業を決意した。開業当初からパンや肉類を取り寄せて西洋式のサービスを提供し、外国人客が避暑で宿泊するようになった。

 ホテル正面から見上げると、唐破風(からはふ)屋根の建物がそびえる。1891(明治24)年完成の本館で、唐破風は日光東照宮や二条城などにも見られる日本の伝統的意匠だ。

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