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ふくおかFG社長「みんなの銀行の本番はこれから」 展望を語る

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インタビューに答えるふくおかフィナンシャルグループの柴戸隆成社長=福岡市中央区で2021年12月17日午後2時34分、植田憲尚撮影 拡大
インタビューに答えるふくおかフィナンシャルグループの柴戸隆成社長=福岡市中央区で2021年12月17日午後2時34分、植田憲尚撮影

 ふくおかフィナンシャルグループ(FFG)の柴戸隆成社長は毎日新聞のインタビューに応じ、「みんなの銀行」の今後の展望などについて語った。

 ――2021年5月に「みんなの銀行」を傘下に開業しました。店舗を持たず、預金者はスマートフォンで取引するデジタル銀行です。

 ◆口座数は12月上旬で12万に達した。狙い通り、幼少期からインターネットに親しんできたデジタルネーティブ世代が7割を占め、福岡や東京など都市圏を中心に全ての都道府県に住む人が口座を開設した。順調に認知されてきていると思う。まだ預金と為替と振り込みの機能しかないので、22年7月か8月ごろにローン機能を付加しようと考えている。システムの外部販売を検討しており、その根幹的な部分がローン機能だ。みんなの銀行の本番はこれからだ。

 ――みんなの銀行の22年3月末の預金残高目標について、当初の700億円から250億円に下げました。

 ◆預金の数字が目標に届いていないが、問題視していない。ただ、将来につながらないと困る。預金者にとってメイン口座ではなくても、どういった機能を付けたらお金が動く口座になるか把握する必要があるので、情報を分析したり蓄積したりしている段階だ。

 ――20年10月に長崎県内2行が合併して発足した十八親和銀行は、合併効果を生み出していますか。

 ◆システム共同化によるコスト削減や店舗統廃合で、想定通りのシナジー(相乗効果)が出ている。収益のシナジーは難しい。ただ長崎県の地銀では圧倒的にシェアが高く、いろいろな情報が入る環境なので、事業承継やM&A(企業の合併・買収)のコンサルタント的業務を中心に収益を上げていきたい。

 ―-FFGは21年4月、SDGs(持続可能な開発目標)達成を支援する子会社を設立しました。

 ◆50年のカーボンニュートラル(温室効果ガス排出実質ゼロ)は今後インパクトを持つ課題になる。中小・零細企業に向け、どうすればよいかサポートする事業を我々以外の協力も得ながら進めていくつもりだ。【植田憲尚】

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