高成長のけん引役、総崩れ 中国の景気停滞はどこまで続くのか

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北京市郊外で建設中のマンション=2022年1月13日午後3時22分、小倉祥徳撮影
北京市郊外で建設中のマンション=2022年1月13日午後3時22分、小倉祥徳撮影

 中国の景気停滞はどこまで続くのか。17日に発表された2021年10~12月期の成長率は2四半期連続で5%を割り込んだ。中国政府も対応に着手し、景気の「底割れ」は避けられるとの見方が多いものの、従来の高成長のけん引役は総崩れ状態で、立て直しは簡単ではなさそうだ。

下落が続く住宅価格

 「マンション価格は下がり続けているのに、12月以降に契約したのは4人だけ。いつ持ち直すのかまったく分からない」。河北省廊坊市にある不動産仲介大手の女性営業員はこう嘆く。

 同市は巨大都市、北京と天津の中間に位置する。ベッドタウンとして近年開発が進められ、20年末の人口は540万人と、この10年で約110万人も増えた。

 だが、大手不動産調査会社によると、廊坊市の新築住宅の価格は21年7月から前年割れが続き、12月は前月比で0・76%減と、下落率が全国主要都市でワーストになった。女性営業員によると、中古物件の相場は1年前から2割も下がったという。

規制で販売に急ブレーキ

 家具や鋼材などの関連需要を含めると、中国の国内総生産(GDP)の2~3割を占めるとされる不動産。市場低迷の主因は、…

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