バイデン氏、FRB副議長にラスキン氏指名 金融規制強化派

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米連邦準備制度理事会(FRB)=米ワシントンで、中井正裕撮影 拡大
米連邦準備制度理事会(FRB)=米ワシントンで、中井正裕撮影

 バイデン米大統領は14日、米連邦準備制度理事会(FRB)の副議長にFRB元理事のサラ・ラスキン氏を指名した。上院の承認を経て就任する。ラスキン氏は金融規制強化や気候変動対策に積極的で、2期目を迎えるパウエル議長の政策に影響を与えそうだ。

 ラスキン氏は2010~14年にFRB理事として金融規制改革法(ドッド・フランク法)のルール策定に関与。14~17年には財務省ナンバー2の副長官を務めた。ラスキン氏は金融規制緩和を行ったクオールズ副議長の路線を転換し、規制強化を進めるとみられている。

FRB元理事のサラ・ラスキン氏=ロイター共同 拡大
FRB元理事のサラ・ラスキン氏=ロイター共同

 バイデン氏は同日、2ポストが空席となっているFRB理事に、ミシガン州立大のリサ・クック教授と、デビッドソン大のフィリップ・ジェファーソン副学長を指名した。クック氏は黒人女性として初めてFRB理事に就任する。

 FRBは議長、副議長2人を含む理事7人で構成される。今回の指名がすべて承認されれば、理事メンバーのうち4人が女性となる。FRB理事メンバーはこれまで大半が白人男性だったが、人種や性別の多様性を重視するバイデン政権の方針が反映された形だ。【ワシントン中井正裕】

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