トンガ海底火山噴火、大気介し伝播? 「普通ではない」津波メカニズム
毎日新聞
2022/1/16 14:39(最終更新 1/16 15:54)
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南太平洋トンガ沖の海底火山で日本時間15日午後1時ごろ、大規模な噴火があり、気象庁は16日にかけて、日本の太平洋沿岸の広範囲に津波警報・注意報を出した。今回は津波到達が通常想定される時刻よりも早く、気象庁は「普通の津波ではない」と首をかしげる。トンガ沖の噴火はどのようなメカニズムで約8000キロ離れた日本に津波をもたらしたのか。
京都大防災研究所の井口正人教授(火山物理学)によると、今回噴火した海底火山「フンガ・トンガ・フンガ・ハアパイ火山」では2014~15年、新しい島ができるほどの大規模噴火があったという。人工衛星の画像などから、21年12月以降再び小規模噴火が始まったとみられ、今月14日から大規模噴火が立て続けに起きていた。噴火の種類は、大量の噴出物を放出する「プリニー式噴火」だ。
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