トンガの首都「月面のよう」 被害の全容わからず 海底火山噴火

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トンガ沖で起きた海底火山の大規模な噴火で噴き上がる火山灰や水蒸気=トンガ政府機関のフェイスブックから
トンガ沖で起きた海底火山の大規模な噴火で噴き上がる火山灰や水蒸気=トンガ政府機関のフェイスブックから

 南太平洋のトンガ沖で起きた海底火山の大規模噴火から一夜明けた16日も、トンガ国内の被害の全容は明らかになっていない。近隣諸国は連携して情報収集と緊急支援の準備を進めている。多くの国や地域で津波警報や注意報は解除されたが、予測不能な潮位の変化も起こりうるとして海岸での活動に注意を呼びかけている。

 オーストラリア気象当局によると、トンガの首都ヌクアロファでは1・2メートルの津波が観測された。ヌクアロファに駐在するニュージーランドの外交官は16日、衛星電話で同国テレビ局の取材に応じ、沿岸地域では大きな浸水被害が生じており、首都の市街地も火山灰に覆われ「月面のようだ」と語った。「現時点では死者や重傷者は報告されていない」と述べたが、連絡がつかない人たちが複数いるという。トンガは約170の島で構成され、約10万6000人が定住している。

 ツイッターでは、噴火後にトンガの沿岸に津波が押し寄せているとみられる動画なども出回ったが、ロイター通信などによると、噴火から約1時間半が経過したころにインターネットや電話の回線が遮断された。ニュージーランドの国営ラジオによると、沿岸近くの宮殿に滞在していたトンガ国王のツポウ6世らは、首都で浸水の被害が確認された後に現地警察や軍隊が高台に避難させた。主要な道路なども浸水被害が出ている模様だ。

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