ジョコビッチ選手強制送還へ 「とても失望した」と声明

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メルボルン市内の隔離施設に車で到着するジョコビッチ=2022年1月15日、AP
メルボルン市内の隔離施設に車で到着するジョコビッチ=2022年1月15日、AP

 新型コロナウイルスのワクチン接種を受けていなかったためオーストラリアの査証(ビザ)を2度にわたり取り消された男子テニス世界ランキング1位、ノバク・ジョコビッチ選手(34)=セルビア=の異議申し立てについて、豪連邦裁判所は16日、ジョコビッチ選手の異議を退ける判断を示した。ジョコビッチ選手は強制退去処分となり、現地メディアによると、同日夜に豪州を出国した。17日から始まる全豪オープンには出場できない。

 3人の裁判官による全員一致の判断。ジョコビッチ選手は声明で「裁判所の判断にはとても失望した」としながらも「判断を尊重し、豪州からの出国について当局に協力する」と記した。豪メディアはジョコビッチ選手について「強制退去の判断が確定すれば、3年にわたり入国できなくなるとみられる」と報じており、来年以降の全豪オープンにも出場できなくなる恐れがある。

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