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阪神大震災

1995年1月17日に発生した阪神大震災。戦後初の大都市直下型地震が残した教訓・課題は今――。

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震災、コロナで活動休止…「こんな時こそ音楽を」 神戸市民交響楽団

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演奏会に向けて練習する神戸市民交響楽団の団員ら=神戸市中央区で2021年12月18日、中田敦子撮影
演奏会に向けて練習する神戸市民交響楽団の団員ら=神戸市中央区で2021年12月18日、中田敦子撮影

 阪神大震災で団員を失った神戸市民交響楽団は、「音楽で日常を取り戻そう」と結束し、被災から2カ月後には活動を再開した。あれから27年。楽団は新型コロナウイルスの影響で再び活動休止を余儀なくされたが、思いはあの時と同じだ。【中田敦子】

 楽団は1970年、音楽愛好家が集まりアマチュアオーケストラとして始動。阪神大震災の時に団長だった釜田彰夫さん(2001年に64歳で死去)が中心となって活動し、団員は現在78人にのぼる。新型コロナウイルスの感染拡大で、密集や飛沫(ひまつ)の拡散を防ぐため、練習は休止となり、20年は定期演奏会を中止した。

 27年前にも同じことがあった。創立25年となる演奏会に向け、練習に熱がこもっていた矢先、神戸の街を大きな揺れが襲った。ビオラ担当の塩野寿人さん(59)は神戸市兵庫区の自宅マンションで被災。けがはなく楽器も無事だった。だが、翌日に同じパートで切磋琢磨(せっさたくま)してきた奥田高義さん(当時58歳)の訃報を知った。「飲み会番長」と呼ばれて団員に親しまれていた奥田さんは同市長田区の自宅で、はりの下敷…

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【阪神大震災】

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