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ただいま!この味~中国4県のソウルフード

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/9 とうふちくわ 魚肉と豆腐のハーモニー しっとりした食感が絶妙 /島根

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とうふちくわの「蒸し」(手前)と「焼き」=鳥取市で、野原寛史撮影
とうふちくわの「蒸し」(手前)と「焼き」=鳥取市で、野原寛史撮影

 鳥取市内のスーパーの加工食品コーナーを巡ると、他県に比べてちくわの商品棚が広く、種類も豊富だと気付く。総務省統計局の「家計調査」によると市民のちくわの消費量は長年、日本一。特に県東部では魚肉と豆腐を混ぜた「とうふちくわ」が根付いている。時は江戸時代、たんぱく源の魚が高級品のため、質素倹約を奨励した鳥取藩主の池田光仲が豆腐を食べるよう命じたことで生まれたという説が有力だ。

 江戸末期の1865年に創業した鳥取市の老舗「ちむら」も藩の命令で作り始めた。6代目の千村大輔社長によると「豆腐7、魚肉3」の割合は創業時から変わらない。蒸すと、魚肉だけのちくわよりしっとりした食感で、豆腐のうまみも感じられて飽きが来ない。しょうゆとしょうが、またはわさびと共に宴席や会食の場で楽しまれてきた。何も付けずに味わう県民も多い。

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