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山本能楽堂=大阪市中央区 伝統芸能、身近なものに

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2021年の大晦日に上演された「高砂」の舞台。シテを演じているのは山本章弘さん=面高真琴さん撮影、山本能楽堂提供
2021年の大晦日に上演された「高砂」の舞台。シテを演じているのは山本章弘さん=面高真琴さん撮影、山本能楽堂提供

 <おでかけ>

 大阪城のほとり、大阪のオフィス街に、95年という長い歴史を誇る山本能楽堂(大阪市中央区)がある。国の登録有形文化財である一方、能に限らない多彩な芸能の舞台として使われている。その取り組みからは、伝統芸能をより身近なものに、という姿勢が伝わる。【今西拓人】

 ビルに挟まれた木造3階建ての建物。引き戸を開けると、鼓を打つ乾いた音が館内にかすかに響いていた。

 1927(昭和2)年創立。謡や仕舞を楽しむ船場の旦那衆の社交場としてにぎわった。45年3月13日の大阪大空襲で焼失したが、市民らの支援で50年に再興。当時の写真を見ると、満席の客が舞台を食い入るように見つめている。能が身近な芸能だと感じ取ることができる。

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