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北京オリンピック2022

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「自分一人の五輪ではない」 スノーボード・飛田流輝が決意した理由

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空中での動作などを確認するスノーボード男子の飛田流輝=富山県立山町で2021年11月23日、角田直哉撮影
空中での動作などを確認するスノーボード男子の飛田流輝=富山県立山町で2021年11月23日、角田直哉撮影

 スノーボード男子のビッグエアとスロープスタイルで19日に北京オリンピック代表に決まった飛田流輝(るき)(22)=ウィルレイズ=は今季、遠征費の工面などに苦心しながら競技を続けてきた。多くの人の支えを受け、たどりついた初の夢舞台。「自分一人の五輪ではない。皆がビックリするような大技を豪快に決めたい」。感謝の思いが、メダルへの覚悟を強くする。

北京オリンピックのカギは「5回転」

 2021年11月下旬、富山県立山町の屋外ジャンプ施設で練習を公開した飛田は、回転の姿勢や体の軸を入念に確認しながら、何度も空中に飛び出した。「長いと1日9時間近く飛び続けていることもある」ほど練習熱心な姿勢が成長を支えている。

 大きなジャンプ台では30メートル超の高さから加速をつけて滑り降り、空中での回転技を競いあうビッグエア。空中での動作はもちろん、着地した時の強い衝撃に耐えられるように体幹トレーニングにも重点的に励む。

 五輪では「横5回転」の大技の成功が上位進出の条件という。飛田は「エイティーン(5回転)がないと、世界では戦えない。…

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【北京オリンピック2022】

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