
庶民の食を支えてきた魚が、深刻な不漁に陥っている。昨年のサンマの水揚げ量は3年連続で過去最低を更新した。政府は漁業法の大幅改正や、違法な漁獲を規制する新法の制定を進め、資源管理のための対策を急ぐ。一方、太平洋クロマグロのように、各国が漁獲量を抑えて資源量が回復し、絶滅危惧種の指定から外れた例もある。持続可能な漁業を目指す日本の取り組みの実効性を高めるには、消費者の理解も必要だ。
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庶民の食を支えてきた魚が、深刻な不漁に陥っている。昨年のサンマの水揚げ量は3年連続で過去最低を更新した。政府は漁業法の大幅改正や、違法な漁獲を規制する新法の制定を進め、資源管理のための対策を急ぐ。一方、太平洋クロマグロのように、各国が漁獲量を抑えて資源量が回復し、絶滅危惧種の指定から外れた例もある。持続可能な漁業を目指す日本の取り組みの実効性を高めるには、消費者の理解も必要だ。
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