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<地域から>
通常のタマゴに比べて黄身の部分が白いタマゴを京都府立農芸高校(南丹市)の生徒が安定的に生産できるようになり、「都ホテル 京都八条」(京都市南区)とのコラボレーションで中国料理のコースの具材として味わわれている。
生産したのは、畜産コース3年の4人。同校によると、黄身の色はニワトリの餌の種類に影響を受けるという。生徒は2021年4月、餌をトウモロコシから玄米に置き換える研究を本格的に開始。餌の配合を工夫し、カロリーや栄養素を補うため、植物油脂や米ぬか、ビタミンも与えた。9月、黄身の色が淡い卵を安定的に生産できるようになり、「玄米タマゴ」と名付けた。
これまで餌のトウモロコシは輸入に頼ってきたが、今回の研究では餌の6割を京都府産に置き換えた。持続可能な農業について学ぶきっかけになったという。京都の食材を探していたホテル側が「若者の熱意を紹介したい」と食材の提供を依頼、今回の連携につながった。
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