- ツイート
- みんなのツイートを見る
- シェア
- ブックマーク
- 保存
- メール
- リンク
- 印刷

西山厚・帝塚山大客員教授とゲストが語り合う連続講座「奈良へ」(東アジア仏教文化研究所、奈良市生涯学習財団主催、毎日新聞奈良支局後援)の第14回が2021年12月25日、奈良市立中部公民館で開かれた。春日大社元権宮司の岡本彰夫・県立大客員教授を招き、「奈良の奥の奥の奥」と題して、それぞれ奈良の奥深さを感じさせる話題を披露した。
岡本さんは春日大社で、数々の神事を本来の姿に戻すために尽力した。中でも「神社では『御供(ごく)』がとても大事」と「春日若宮おん祭」でのお供えについて解説。明治維新の影響で簡略化されたまま定着していた玄米や野菜、魚を増量し、古い記録を参考に独特の積み方に戻したことなどを紹介した。「準備に手間ひまがかかるが、作る過程が問題。真心を尽くさないとお供えは成功しない。絶対に手を抜かない」と力を込めた。
この記事は有料記事です。
残り650文字(全文1012文字)