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より良い生き方を/34 自宅で父を送る ケアマネとの連携が大切 /和歌山

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 前回(2021年12月10日掲載)、21年11月に父を送った話をしました。父は寅(とら)年の生まれでした。実は祖父も私も干支(えと)は寅で、寅年には深い思いがあります。寅年の年始にあたり、84歳でなくなった父の看取(みと)りでの自分なりの感想を残したいと筆を執りました。

 父は20年12月に癌(がん)が見つかりました。その時点で、手術も放射線治療もできない場所(胆管及び肝臓)で、医師から余命もいくらか分からない状況だと言われました。いろいろ調べてみて、保険適用外の治療を行うことをきっかけに、和歌山ではできないと言われた放射線治療を大阪の病院で受けることができました。院長は非常に丁寧に父に接し、事細かく説明し、希望のあることを告げました。「やってみましょう」という一言が、どれだけ本人・家族の希望の光となり、心の支えとなったことでしょう。

 約1カ月半通い続けた放射線治療で、癌は小さくなりました。しかし、最期は原因不明の感染症により入院。血圧低下・内臓機能不良により腹水がたまり、入院中の10日間はリスクがあることを理由に、これといった治療ができませんでした。

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