「対決法案」提出見送りを野党批判 首相の“守りの姿勢”火種に

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代表質問に答える岸田文雄首相=国会内で2022年1月21日、竹内幹撮影
代表質問に答える岸田文雄首相=国会内で2022年1月21日、竹内幹撮影

 政府・与党が今国会への感染症法改正案などの提出を見送ったことに対し、野党側が批判を強めている。岸田文雄首相は21日に3日間の日程を終えた衆参両院の本会議での代表質問で、提出を見送った法案について「今後の検討課題」とする考えを繰り返し表明した。争点化しそうな法案の提出を見送り、夏の参院選に向けて野党の追及を避けたい考えだが、課題への対応を「先送り」する手法が逆に与野党対立の火種となりつつある。

コロナもマイナンバーも…

 「総理も医療資源確保のための法改正と明言していたが、なぜ提出を見送るのか。驚きだ」。立憲民主党の泉健太代表は19日の代表質問で、新型コロナウイルスの感染拡大に備えるための感染症法改正案を今国会に提出しなかった理由を説明するよう要求した。

 政府は当初、病床確保のための行政の権限を強める感染症法改正案を今国会に提出する方針だった。入院できない人が相次いだ「第5波」のような事態を防ぐためだったが、政府は行政の権限強化に反発が出かねないとして方針転換。首相は代表質問で感染症法に関し「6月をめどに対応を取りまとめる」と述べており、具体的な議論は夏の参院選後になる見通しだ。

 他にも、代表質問では野党が政府の姿勢…

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