5~11歳のワクチン接種 大人の接種と「同じこと」「違うこと」
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厚生労働省は21日、5~11歳の小児を対象にした米ファイザー社製の新型コロナウイルスワクチンを特例承認した。3月にも接種が始まる。基礎疾患がある子どもにとっては重症化予防などの効果が期待できる一方、オミクロン株への効果は不明な点が多く、接種によるメリットとデメリットをどう見極めるかが問われる。
対オミクロン株、検証道半ば
「オミクロン株に感染するお子さまもいる中、基礎疾患を抱えている方に接種の選択肢ができることは大きい。保護者が正しい情報に基づき、選択できる環境づくりに励む」。5~11歳向けワクチンの特例承認に関連し、堀内詔子ワクチン担当相は21日の記者会見でこう述べた。
5~11歳のワクチンは米ファイザー社製のものを使う。同社が約2300人を対象にした海外の臨床試験では、子ども(5~11歳)の2回目接種後の発症予防効果は90・7%。ただ、臨床試験が実施されたのは昨年だ。同社は昨年末から世界中に拡大するオミクロン株への効果について「デルタ株への効果に比べ減っているが、一定の効果は期待できる」とするものの、検証は道半ばだ。
厚労省によると、10代以下の新規感染者は今年1月12~18日には約3万9000人に上り、第5波のピークだった約2万9000人を上回った。オミクロン株の流行が先行する沖縄県では、20代の感染者数が減少する一方で、小児や中高年へと感染が拡大し、10代以下の感染が全年齢層の3割程度(1月12~18日)を占める。
国内では5~11歳の症例はほとんどが軽症で、日本小児科学会の報告によると、2020年2月~21年11月に報告された15歳までの3770人のうち、集中治療室での入院が必要だったのは19人(0・5%)にとどまる。
現時点では重症化するケース…
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