Qアノンの「野蛮な信仰」は消えず 取材した映画監督が証言
毎日新聞
2022/1/22 17:00(最終更新 1/22 17:29)
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2020年の米大統領選前後にインターネット上で広がった極右系陰謀論「Qアノン」について、米社会は戸惑い、揺れ続けた。21年1月の米連邦議会議事堂襲撃事件では、訴追された暴徒の中にQアノン信奉者も含まれていた。Qアノンとは何だったのか。ドキュメンタリー「Qアノンの正体」の監督、カレン・ホーバック氏(40)に書面でインタビューした。【聞き手・三上健太郎、大野友嘉子】
ドキュメンタリー製作 カレン・ホーバック氏
Qアノンのメカニズムと背後で動かしている人物を探ろうと、18年から取材を始めた。南アフリカ、フィリピン、ヨーロッパ、そして日本。世界中のQアノンの関係者や、荒唐無稽(むけい)な説を投稿している「Q」かもしれない人々に接触して撮影を続け、21年にドキュメンタリー作品「Qアノンの正体」を公開した。
私はQアノンは宗教、政治運動、双方向性ゲームだと思う。カルトと呼ぶ人もいるが、ためらいがある。信奉者を物理的に隔離するこ…
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