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JR西日本の導入から19年、ついに鳥取市を走る公共交通機関で交通系ICカード「ICOCA」(イコカ)が利用できる見通しとなった。市が100円循環バス「くる梨(り)」に関連機器を整備する方針で、キャッシュレス化による利用促進に結びつくか注目される。
事前に現金をチャージする交通系ICカードは、改札などに設けられた機器にかざすことで電車やバスの運賃が自動的に引き落とされる。JR西は2003年にイコカを導入したが、鳥取県東部で運行するJRの駅や路線バスでは現在でも利用できず、市内を訪れる京阪神の観光客らから利便性を奪っていた。
このため市は、日本交通と日ノ丸自動車の両社と共同運行するくる梨の全8台に導入する方針を決めた。使用できるのはイコカをはじめ全国で相互利用できる10種類の交通系ICカードで、市はイコカを鳥取駅バスターミナル(鳥取市東品治町)で販売すると想定。現金のチャージはコンビニエンスストアでできるほか、スーパーなどでは電子マネーとしても利用できる。
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