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犯罪の被害者や権利侵害に苦しむ人に一貫して寄り添ってきた。検事として20年、弁護士として19年を過ごしてきたが、理不尽さと対峙(たいじ)すると今も「なにくそ」と心を燃やす熱意は変わらない。その源泉は、旧司法試験を突破するまでの10年間に培ったハングリーさと、窮地で手を差し伸べてくれた周囲や古里への感謝の気持ちだという。【藤顕一郎】
石川県中西部の風光明媚(めいび)な志賀町で生まれ育った。もともと大手銀行員で、戦後に教員となった父の夢を引き継ぎ、高校時代に弁護士を志した。「かっこいい言い方をすれば、社会正義のために微力ながら尽くしたいと、そういう思いだった」と振り返る。
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