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森鷗外「みちの記」で知る明治の旅 /長野

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明治時代の高山村・山田温泉のチラシを複写した資料。森鷗外の本名で「医学博士 森林太郎閲」と印刷されている
明治時代の高山村・山田温泉のチラシを複写した資料。森鷗外の本名で「医学博士 森林太郎閲」と印刷されている

 毎日新聞長野版などでの今年の元旦からの連載「湯けむりに魅せられて」の取材で今年が生誕160年と死後100年にあたる文豪・森鷗外(1862~1922)の1890(明治23)年8月の高山村・山田温泉への旅について、関係者への取材とともに当時のものから現代に至るまでさまざまな資料を調べました。こうした資料は、読み込むと新たな視点を与えてくれたり、未知の事実を教えてくれたりしました。

 鷗外は、山田温泉を訪れた旅について紀行文「みちの記」を新聞紙上で発表していますが、この作品からは当時の旅の姿を知ることができます。日本の鉄道は1872(明治5)年、官営で新橋―横浜間で開通したのを皮切りに整備が進み、1881(明治14)年には半官半民の私鉄「日本鉄道会社」が設立。そして各地に私鉄が誕生。鉄道網が整備され、鉄道を利用した旅行が普及していく時代に書かれたのでした。

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