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広重の巧みな演出のひとつが時間帯の設定である。軽井沢と下諏訪の中間あたりの山あいの町である長久保を描く本図では、満月が昇った頃合いの情景を、情感たっぷりに描き出す。
宿場の町外れか、子どもたちが犬に乗って戯れるかたわらを、仕事を終えた馬子(まご)が通り過ぎる。その馬子が見るのは、昇ってきた満月であ…
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残り180文字(全文330文字)
広重の巧みな演出のひとつが時間帯の設定である。軽井沢と下諏訪の中間あたりの山あいの町である長久保を描く本図では、満月が昇った頃合いの情景を、情感たっぷりに描き出す。
宿場の町外れか、子どもたちが犬に乗って戯れるかたわらを、仕事を終えた馬子(まご)が通り過ぎる。その馬子が見るのは、昇ってきた満月であ…
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