孤独つけ込む「マルチ」(その1) コロナ下、若者狙い街に網

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 東京や大阪の主要駅前で「いい居酒屋知らない?」と声をかける若者の集団が、実は「マルチ商法」の疑いがある組織の末端だった。若者は不特定多数に近づき連絡先を交換。「友達」として飲み会やフットサルで交流を深めつつ「ビジネスオーナーになって、一緒に夢をかなえよう」と商品購入を持ちかける。新型コロナウイルス下での人恋しさを逆手にとった手口とは。

 東京都杉並区のJR高円寺駅前。20~30代の男2人が、行き交う人を目で追っている。若い男性を見つけると、2人は目配せし、親しげに話しかけた。「近くでいい居酒屋知らない?」。突然の出来事に驚きながら、男性は場所を教えた。2人は年齢や職業などを矢継ぎ早に質問。「ありがとう。今度飲みに行こう」。1人が携帯電話を出し、男性は連絡先交換に応じた。しかし男2人は男性が紹介した店に目もくれず、再び1人で歩く若…

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