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幼い頃、不思議に思っていたことがある。人やもの、風景の境目には漫画のように線が入っているのかと。もし線があるのなら、その線の端にはまた新しい線があり、それは無限に続くのではないかと。少し恐れながら夢想したことがある。
もちろん現実の世界にはそんな線は存在しない。しかし、大人になる程に現実の世界には線があふれていることに気づく。地球には国境という線が引かれ、人の世には社会的・政治的な線引きがあふれている。
線は分断なのだろうか? むしろ世界を縫合できる線を作り出していきたい。それが私の美の根底だと感じている。
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