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社会部、ワシントン・エルサレム特派員などを歴任した大治朋子専門記者によるコラム。

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人間の尊厳は不可侵=大治朋子

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 またしてもユダヤ教の礼拝所、シナゴーグが襲われた。

 米南部テキサス州で15日、英国籍のイスラム教徒の男(44)が宗教指導者ら4人を人質に立てこもった。近くの刑務所に収監されている「姉」の解放を要求したという。米連邦捜査局(FBI)の捜査員に射殺され、人質は全員無事だった。

 典型的なテロ事件のようだが、この男は収監中の女の弟でも知人でもなかった。精神疾患があったという。それでもこうした事件がひとたび起きると、被害者であるはずのユダヤ人への敵視がさらに広がり、反ユダヤ主義を拡大させていく。

 例えば国際テロ組織アルカイダ系のあるイスラム過激派組織は事件を「心動かされる攻撃」とたたえ、後に続けと呼びかけている。

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