連載

ミニ論点

ニュースをそれぞれ立場を異にする専門家や識者らが意見を交わします。

連載一覧

ミニ論点

オール沖縄に危機感 名護市長選など2敗 明星大教授・熊本博之氏/沖縄国際大教授・佐藤学氏

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷
熊本博之・明星大教授=佐野格撮影
熊本博之・明星大教授=佐野格撮影

進む工事、市民に諦め 明星大教授(地域社会学)熊本博之氏

 辺野古移設を止められないという市民の諦めが非常に大きかったと思う。反対を訴える市長や知事が誕生し、埋め立て計画の是非を問う県民投票で反対多数になっても工事は止まっていない。市民では決められない現実を何度も突きつけられているにもかかわらず、市長選で移設の是非を問われ続けている状況にへきえきしたのではないか。

 辺野古区民からすれば、基地が移設されれば騒音などの問題が予想され、安全な暮らしを守るために市長に辺野古の声を国に伝えてもらわないといけない。移設を「黙認」する渡具知氏ならば国も交渉に応じるだろうという有権者の考えも実際聞いた。だが、この選択は地元が手放しで喜べる状況ではない。選挙期間中も埋め立て工事が進み、土砂の搬入は続いた。どちらが当選しても工事は進めるという政府の意思表示だと映った市民もいた…

この記事は有料記事です。

残り758文字(全文1140文字)

あわせて読みたい

マイページでフォローする

この記事の特集・連載
すべて見る

ニュース特集