実は岡山…うどんセルフ方式発祥の店 「苦肉の策」が行列呼ぶ

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客は棚に並ぶ麺を取って自分でゆでる=岡山市中区平井で、岩本一希撮影
客は棚に並ぶ麺を取って自分でゆでる=岡山市中区平井で、岩本一希撮影

 客がトッピングの天ぷらやおにぎりを皿に取るセルフ方式のうどん店。大手チェーン店の登場で全国的に知られるが、実は岡山発祥なのだ。

 岡山市中心部から車で約15分にある「手打うどん名玄」。店の中央にうどん釜があり、客は棚に並んだうどん玉を取ると手際よくゆでていく。「始めはお客さんに『わしにせぇってか?』とよく言われた」と社長の平井芳和さん(69)は苦笑する。

 創業は1976年。平井さんの父、覚さんの提案でうどん店を開業することになり、運営を任された。後発ということで父から「1杯100円」を厳命される。人件費をまかなう余裕はない。

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