再考エネルギー

経営者で挑む、政策転換 核燃サイクル「改革」で挫折、元経産官僚 バイオで脱炭素「実行」

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マザーズに上場し、セレモニーで鐘の横で写真に納まるグリーンアースインスティテュートの伊原智人社長=東京都中央区の東京証券取引所で2021年12月24日、前田梨里子撮影
マザーズに上場し、セレモニーで鐘の横で写真に納まるグリーンアースインスティテュートの伊原智人社長=東京都中央区の東京証券取引所で2021年12月24日、前田梨里子撮影

 クリスマスイブの兜町に喜びの音が鳴り響いた。

 バイオベンチャー「グリーンアースインスティテュート(Green Earth Institute=GEI)」が2021年12月24日、東京証券取引所の新興市場マザーズに上場した。式典で上場を知らせる鐘を鳴らした最高経営責任者(CEO)の伊原智人さん(53)は、かつてエネルギー政策の立案を巡って台風の目となった人物だ。当時の宿願は、河野太郎前規制改革担当相が21年の自民党総裁選で言及した核燃料サイクル政策の見直し。上場企業の社長となった今、違う形で日本のエネルギーに貢献しようとしている。

 上場を記念する式典が始まってしばらくは緊張気味に見えた伊原さん。鐘を打つ木づちを手にして記念撮影する頃には、笑顔になっていた。鐘を鳴らすと、「これから頑張らないとと思った」と語った。初日、東証マザーズ市場で株価は1160円からスタート。1460円まで上げて取引を終えた。「期待に応えられるよう企業価値を上げたい」と意気込んだ。

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