保育現場見ずに監査? 要件から「実地」削除へ 自治体、コロナ名目に/識者ら「安全」懸念

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保育士と手をつないで散歩する子どもたち(本文とは関係ありません)
保育士と手をつないで散歩する子どもたち(本文とは関係ありません)

 現場を見ずに、子どもの安全は守れるのか――。児童福祉法施行令で自治体に義務付けられている保育所への監査を巡り、「実地で行う」という要件を削除する改正施行令が4月1日に施行されようとしている。新型コロナウイルスの感染拡大防止が主な理由だが、保育事故の遺族や識者らからは「現地に行かなければ確認できないことがある」と規制緩和に反対する声が上がっている。

 児童福祉法施行令は、都道府県は認可保育所など児童福祉施設、市町村は小規模保育所など家庭的保育事業を「1年に1回以上、設備や運営に関する基準を守っているか、実地で検査しなければならない」と定める。厚生労働省は改正施行令を4月に施行する方針で、改正されれば自治体職員が施設に出向く実地監査は絶対要件ではなくなる。

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