「原発事故との因果関係明らかにしたい」 甲状腺がん患者が東電提訴
毎日新聞
2022/1/27 19:55(最終更新 1/27 19:55)
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2011年3月の東京電力福島第1原発事故後に甲状腺がんになった17~27歳の当時福島県内に住んでいた男女6人が27日、発症は原発事故による被ばくが原因として、東電に計6億1600万円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こした。「声を上げられない他の患者のためにも、因果関係を明らかにしたい」。原告の女性(26)が取材に応じ、提訴に込めた思いを語った。
「原発が爆発した!」。東日本大震災が起きた翌日の11年3月12日午後。福島県の中通り地方に住み、当時中学3年生だった女性は、祖母から伝えられた。どれだけ危険なのかぴんとこなかったが、母親は「危ないから家の中にいて」と慌てた様子で告げた。それから、近くの畑の野菜や井戸水は口にしなくなった。
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