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映画「さがす」 予想外の巧みな展開 /愛知

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映画の一場面。父親・智を演じた佐藤二朗さん(右)と、娘・楓役の伊東蒼さん。(C)2022「さがす」製作委員会
映画の一場面。父親・智を演じた佐藤二朗さん(右)と、娘・楓役の伊東蒼さん。(C)2022「さがす」製作委員会

 何を探していたっけ? と途中で迷子になりかけたが、それも監督の策略だろう。予想を裏切るストーリーの果てに、秀逸なラストシーンで軸が見事につながった! 自費製作した「岬の兄妹」から3年。片山慎三監督の長編第2作「さがす」は、監督のオリジナル脚本によるサスペンス・スリラーだ。しかも見事にエンターテインメント。佐藤二朗さん、伊東蒼さん、そして清水尋也さんの主要キャスト3人も、抜群の演技を見せてくれている。

 中学生の楓は、母が死んでからまともに働こうとしない父親・智と大阪の下町でつつましく暮らしている。ある日、「指名手配中の連続殺人犯を見たんや。捕まえたら300万もらえるで」と話した智が、忽然(こつぜん)と姿を消す。警察にも相手にされない中、楓は必死に父を探し、ある日雇い現場で智の名前を見つける。しかし、目の前に現れたのは全く知らない若い男で、その顔は貼り出されたチラシの連続殺人犯・山内照巳にそっく…

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